今回はスポーツでプロを目指したり、一生スポーツの世界で飯を食っていく!と意気込む若者に向けて、「学生を終えるまでにやっておくべきこと」を厳選してご紹介したいと思います。
スポーツだけやっていれば大丈夫!という考えだと大人になってから少し困ることもあります。
これから紹介するポイントはぜひ押さえておきましょう。
また、一生懸命に競技を続けても夢が叶わなかった場合や、興味を持つ対象が変わり目標を変更したくなった場合、プロになったとしても引退後の生活などで必要なことになってきます。
私はアスリートとして全国大会優勝経験もあり、トッププロとの関わりもあるため一定の説得力はあると思っていただければと思います。
現在、一生懸命スポーツをやっている学生さんや、その親御さん、指導者の方の参考になれば嬉しく思います。
それでは早速紹介していきます!
1.本を読む習慣をつける
まずは本を読む習慣をつけましょう。
トップアスリートの多くは、本を読み知識やモチベーションを得てパフォーマンスに活かしています。
活字を読むことで想像力と発想が豊かになり、プレーでの判断力や発想力などの考える力の強化にもつながります。
また、トップアスリートになるほどインタビューを受ける機会も多くなるでしょう。
その際の語彙力なども本を読むことで養えます。
さらにはチームの中心選手ともなれば、言葉で周りの選手を鼓舞したり、言葉に説得力のあるリーダーには多くの信頼が集まることでしょう。
将来的に指導者になった際にも、言葉の持つ力の凄さを感じるはずです。
このように本を読むことで知識を得るだけではなく、ワードセンスを磨くことができるのでその後の人生にも大きく役立つことでしょう。
本のジャンルは小説、自己啓発本、情報誌、哲学書、参考書、エッセイ、たまには漫画など自分の好きな本で構いません。
ここでのポイントは「自分で本を選ぶ」ということ。
他人から与えられた活字の本は高確率で最後まで読みません。
自ら選ぶことに意義があります。
何を読めば良いか想像もつかない人は、おすすめの本を後ほどまとめて紹介しますので参考にしてみてください。
2.読んだ本の感想などをアウトプットする
読んだ本の内容や感想をアウトプットしましょう。
本を読んだだけで満足してしまうと、せっかく読んだ時間がもったいないです。
人に説明するということは、自分がちゃんと理解していないとできないことなので本の内容を家族や友人、恋人などにアウトプットすることで知識が定着して自分の物になるんです。
これは勉強にも使えるスキルですので、苦手なジャンルがあったら誰かに説明すると定着しやすいですよ。
また、本を読んで鍛えた語彙力を「伝える力」に変換することで鬼に金棒状態になりますので、それだけで社会に出て重宝される人間になれます。
3.高校、大学の講義はしっかり受ける
これは高校、大学、企業からスカウトを受けて競技生活をしてきた私の失敗談からくる教訓になります。
私はある有名私立大学にスカウトされ入学し、スポーツ9割、勉強1割くらいの比率でスポーツに力を入れていました。
それから数年間アスリートとして競技を続けた後、社会に出た時に「大学の講義がいかに社会に出てから役立ち、自分を助けてくれるものだったのか」に気づきました。
当時は「大学なんて単位を取ればいいんでしょ」と勉強もロクにやっていなかった私は、社会に出てから大変後悔し、大学時代に戻って勉強し直したいと今でも思います。
社会に出てから同じことを学ぼうと思った場合、かなりの出費と時間を費やすことになります。
なので皆さんは高校や大学の講義を決して疎かにすることなく、何か1つの分野でも良いのでしっかり学んでみてください。
それが競技を終えた後の人生に、必ずプラスになってくれることでしょう。
4.応援してくれる人を心から大切にする
これは1番大切なことかもしれません。
あなたが一生懸命、真摯に競技をしていれば必ず熱心に応援してくれる人が現れます。
その人を心から大切にし、プレーで恩返ししてください。
そうすれば競技を引退したとしても、その人は必ずあなたの力になってくれるでしょう。
競技を引退した後は想像以上に虚無感がある人もいます。
今まで一生懸命になっていたものを失い、何をしたら良いかわからなくなってしまうこともあるでしょう。
そんな時に救ってくれるのがあなたのそばにいてくれる人です。
何があっても応援してくれる人は心から大切にしてください。
おすすめの書籍
本を読むことをおすすめしてきましたが、実際に何を読めば良いのか、迷いますよね。
私の感性で選んだ本をいくつか紹介しますので参考にしてください。
容疑者Xの献身(著者:東野圭吾)
映画化もされた大人気の作品ですが、私が小説好きになったキッカケでもある作品なのでご紹介いたします。
映画化されるかなり前の新刊として発売された頃に購入し、巧妙なトリックのあまりの斬新さに驚かされたことは今でも忘れません。
映画を見たことない方はぜひ小説から見てみてください。
美女と野獣の野獣になる方法(著者:水野敬也)
「夢をかなえるゾウ」シリーズで有名な水野敬也さんの衝撃の恋愛指南書です。
コメディの要素がたくさんありながらも実践したくなる方法がたくさんかかれており、イッキ見してしまいます。
この本の内容を仲間や恋人と話すだけでコミュニケーションスキルがアップするでしょう。
本当の自由を手に入れる お金の大学(著者:両@リベ大学長)
お金の教養チャンネルを手掛ける人気ユーチューバーの両学長が、お金にまつわる話題を一冊にまとめてわかりやすく解説しています。
基本的なお金に関する知識が網羅されていますので、人生の指南書として一冊持っておいて損はありません。
マネーリテラシーが人生の豊かさを左右する時代ですので、ぜひ一度手に取ってみてください。
あなたを変える52の心理ルール(著者:DaiGo)
メンタリストとして有名なDaiGoさんが解説する心理学書です。
心理学の観点から毎日の行動を少し変えるだけで、人生が変わることが書かれています。
アスリートは心理的にも強くなければならない部分もあると思いますので、心理学に興味を持つことは良いかと思います。
スラムダンク(著者:井上雄彦)
言わずと知れたバスケ漫画の金字塔「スラムダンク」。
この漫画は目標を見失いそうになった時や、くじけそうな時に力を与えてくれます。
努力することの大切さ、尊さを教えてくれる不朽の名作です。
色々な本を紹介しましたが私の意見としては、本屋さんを2時間くらい歩き回って一番気になった本を購入するのが良いかと思います。
タイトルや表紙、帯などで惹かれる物があるはずです。
自分の感性を大事にして買った本は必ず最後まで読みますし、自分の血となり肉となるでしょう。
最後に
いかがでしたか?
私もかつてトップアスリート目指す学生だったので、同じような境遇の学生やその親御さんを応援したい気持ちで記事を書かせていただきました。
私の記事が誰かの人生に少しでもプラスになることがあれば本当に幸せです。
それではまた!