人間は毎日の食事から栄養を摂り、身体を健やかに保っています。
健康意識の高い方は「肌を健康に保ちたい」、「免疫力を向上させたい」、「老化をなるべく抑えたい」など考えるのではないでしょうか。
そこで今回は、肌を健康に保つために有効と考えられている栄養素と、その栄養素が摂取できる食材を紹介していきます。
スポーツをしている方、学生さんなどの身体の成長をサポートする知識としても参考になりますので、ぜひ最後までご覧ください。
ビタミンA
ビタミンAは皮膚や粘膜の健康維持に役立つ栄養素です。
ビタミンAの主成分であるレチノールには、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあります。
また、レチノールは視細胞でも光刺激反応に関与するロドプシンという物質の合成に必要なため、薄暗いところで視力を保つ働きもあります。
最近ではレチノールが上皮細胞で発がん物質の効果を軽減するとも考えられているみたい!
含まれる食材
レバー(豚・鳥)がビタミンAをダントツに含んでいます。
にんじんや海藻類、たまごなどにも多く含まれます。
ビタミンB6
ビタミンB6は、たんぱく質をエネルギーに変換するのを助けるとともに、皮膚の健康維持に役立つ栄養素です。
たんぱく質は粘膜や皮膚、髪の毛、歯などにも必要で、ビタミンB6は特にこれらも健康に保つうえで重要な役割を担っています。
いつまでも健康な髪の毛を維持したいね!
また、ビタミンB6には成長を促す作用や、造血作用、免疫力を高める作用、抗酸化作用などもあり、大腸がんの予防にも効果があると言われています。
含まれる食材
鶏肉や牛レバー、マグロ、バナナなどに多く含まれています。
ビタミンC
ビタミンCはよく知られている栄養素ですね。
皮膚のメラニンの生成を抑える働きのある栄養素です。
その他にも毛細血管、歯、軟骨などを正常に保つ作用や、日焼けを防ぐ作用、ストレスや風邪に対する抵抗力を強める働きがあります。
ビタミンCで仕事のストレスへの抵抗力をつけよう!
最近はビタミンCの抗酸化作用が注目され、がんや動脈硬化の予防や老化防止にも期待されています。
ビタミンCは体内で生成されないため、食材からしっかり摂取しましょう。
過剰摂取しても排泄されるだけなので、ご安心ください。
含まれる食材
赤ピーマンやブロッコリー、キウイやイチゴ、じゃがいもなどにも多く含まれます。
加熱や流水によって栄養素が減少するため、生で食すことができるものはできるだけ生で食べると効率良く栄養を摂取できます。
ビタミンE
ビタミンEは強い抗酸化作用を持つビタミンで、体内の脂質の酸化を防ぎ、細胞膜を健全に保つ働きがあります。
動脈硬化や血栓の予防、血圧の低下、悪玉コレステロールの減少なども期待でき、加齢によって発症しやすい疾患の予防に役立つことから「若返りのビタミン」とも呼ばれています。
できることなら10歳若返りたい!
含まれる食材
アーモンド、豆乳、かぼちゃ、オリーブオイルなどに多く含まれます。
摂取が難しい場合はサプリメントなども活用することをおすすめします。
亜鉛
亜鉛はターンオーバーに必要な酵素を作る栄養素です。
亜鉛を摂ることで美肌、美髪効果に繋がります。
それ以外にも、生殖機能の改善や、精神安定、うつ病の緩和に効果があります。
含まれる食材
うなぎや牡蠣、肉類全般、海藻などに多く含まれています。
カリウム
カリウムは細胞の新陳代謝を助け、皮膚の再生を促します。
含まれる食材
アボカド、イモ類、アーモンド、ほうれん草、小松菜などに豊富に含まれます。
たんぱく質
たんぱく質はアミノ酸に分解されて、皮膚や筋肉、血液などになります。
含まれる食材
豚肩ロース、鶏もも肉、青魚、納豆、乳製品などに多く含まれます。
トレーニングをしている方は、鶏むね肉やツナ缶で摂取するのが良いでしょう。
まとめ
以上のことから肌に良い栄養素を摂取するには、たくさんの食材を満遍なく食べる必要があることがわかりますね。
しかし全てを網羅することは現実的に難しいので、足りないと感じる栄養素はサプリメントから摂取することをおすすめします。
最後に
いかがでしたか?
肌を綺麗に保ちたい方は、必要な栄養素を摂取することで老化を遅らせることも可能ですので、ぜひ意識して摂取してみてくださいね。
これからも「人生をより豊かに」する情報を発信していきますので、チェックをお願いします。